20日の土曜日、世田谷美術館で開催されている「山口薫展」を見に行って、そのまま忘年会という企画をたてましたら、18人の参加がありました。その忘年会は、中華のランチタイム(安い)にあわせたので、朝早くから皆さんご苦労さま。
山口薫の作品は、具体的なモチーフがあって、それを半抽象化しています。僕好みの作家で、この機会に皆さんに紹介できてよかった。それほど難解ではなくて、適度に各々のイメージを刺激し、趣味の良いセンス、絵画教室に通う方は是非見るべきだ。
このような生涯の作品を展示するときに、だいたいスケッチやメモが並べられている。それらは、ほっとしたり、考えさせられたり、納得したりすることが多い。今回もアイディアスケッチに色や明るく、もっと明るくなどとメモされていた。さらに、何ヶ所かに厚塗りと書き加えられている。そうなんだ、構想段階から画面の質を考えて構成していることがわかる。
成り行きで厚塗りになることが多い皆さんは、こういう展示物に自らをヒットされなければならない。絵は近づいて、離れて、また近づいてとボクサーのように見ること。そこで発見があれば良い作品ということ。
ショーケースにいれた作品は、展示企画者の見せ所。じっくり見て、何にスポットを当てているかを感じること。作者と学芸員と自分のトライアングルでつながれば良い展覧会なのだろう。
ともあれ、今年2回もクラスで展覧会に行けたことはいいこと。来年も行きたくなる展覧会があればいいのだけれど・・・。そこで、また一杯やれればさらにいい。
(ブログより)
http://blog.a-sagan.com/index.php?blogid=4938&archive=2008-12-22
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