絵具がよくついた日は嬉しい。何を描くか。いかに描くか。永く苦しい問題の中で、ただ色彩と戯れ、油絵具 の伸びてゆく感触だけを楽しむ時がある。再現性にとどまらない絵画表現の奥行きと可能性のために、 用具・用法への想像力を常に問いかけてゆきたい。思いがけない効果が光や空間として画面に現れるとき、 表現への興味につながると思う。もう一度自由になるために・・・