Atelier Sagan
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画集は本棚にあります。ご自由に手に取りご覧ください。

2003/1月

ベーコンという名前からして、肉肉しい。フォービックなタッチが顔をゆがめ、時間を感じさせる。時間のキュビズムとでも言いたくなります。ベーコンの画集には必ず、彼のアトリエの写真がのってます。それだけで、じゅうぶん天才。

初期の頃、労働者を題材にして社会主義の鼓舞を感じるが、後半は青と赤の絶妙なハーモニーとともに個人的リアリズムが確立しました。日本にもファンが多く、漫画家や似顔絵描きに影響を与えてます。
高校生の頃、「うまいなぁ〜」と思ったものです。しかし、いまとなっては、退屈ですね。しかし、教室ではこの小磯的なるデッサンをおしえているのですから、考えものです。
実は、パステルはむずかしい。パステル調などという曖昧な言葉がありますが、その曖昧さを理解しないと、とても趣味的になってしまう。かくいう講師も技法書をぱらぱらめくり、ふむふむとどう使ってやろうかと考えるのです。
天才ミケランジェロの「最後の審判」があるシスチーナ教会の図録です。まだ行ったことのないイタリアへ旅することがあったら、アッシジのフランチェスコ教会とここを訪れ、キリスト絵画を終わりにした。
戦後の具体美術の一員かしら?渡仏後にフラッグシリーズで一躍有名に。大のスピード狂で、絵の中にも高速道路らしきものが出てきます。
   
2002/12月

鳥や人物をモチーフにして、軽やかに描写する脇田。2002年12月世田谷美術館で展覧会が開かれました。その図録ではありませんが、10年ほど前に出版された素描集です。瞬時にすべてのペーソスが入り込む作家の素描は、本作より味があったりします。

ルシュールって誰?と思う人も、結構日本にはルシュール的なものが氾濫しています。高齢な彼の作品はさらに肩の力が抜けてきたようで、展覧会に行かれた方の話では、図版の方がいいそうです。
2002/11月
美術予備校が監修した、おもしろくも何ともない本ですが、基本中の基本が書かれています。一度眺めてみると良い。大切なことは、すべてを理解し実行しなければ、絵が描けないということではない事。
2002/10月
日本に近い極東ロシアを考えれば、チョー貧乏くさーいと感じてしまうが、やはり大国ロシア。文化の高さは一級品です。ロシアを訪れたら、国のシステムの不備には目をつむり、「イコン」「バレエ」・・・。
ボストン美術館所蔵の近代静物画にスポットをあてた展覧会のカタログです。ボストンという土地柄か、けっこうお堅い品揃え。
2002/8月
近年亡くなって、展覧会の回数が多い。そろそろ打ち止めかな。これは高崎から笠間に巡回した展覧会のカタログです。きちんと塗らなくても綺麗なものはキレイ。みなさん、重ね描きの手本としてご覧あれ。
ピカソとマチスは現代美術の先陣。前者はすべての前例を否定し再構築、後者マチスは肯定しつつ新しい物を探し出した様な気がする。よけいなものが省かれたフォルムは圧倒的な美しさが感じられます。個人的にたいへんなあこがれ。
2002/7月
ゴッホとゴーギャンは同じ時代を過ごし、同居そして別離へ。お互いに影響を与えあえば、作品もしかり。この画集は、その近似性と作品に至るまでのプロセス・背景にスポットを当てています。比較しながらページをめくっていくとなかなかおもしろい。
2002/6月
ひたすら厚塗りになってしまう方は、ちょっとページをペラペラめくるといい。はじき、ひっかき、にじみ、なんでもあり、ただ描き加えるばかりのコチコチ頭にはいいかもよ。
2002/5月
近代美術館で開催されたカタログです。本邦初公開ということで、故郷ロシア及びその周辺の美術館から集められた作品で構成されています。美術館改装後第2段、学芸員の頑張りを感じます。難しくなりがちな解説が、世間並みの言葉使いで説明されています。図版だけでなく、作品に書かれたコメントがポイントを押さえています。
2002/4月
自分の無知さをまた改めて感じてしまった。
クレーって「風景画家」だったらしい。先の神奈川近代美術館「クレー展」のカタログです。旅とともに描きまとめられた作品群には、実直な眼差しと彼の抽象的な作品への繋がりを感じます。
2002/3月
先に購入した水彩技法書のタブロー版です。過去の著名な作家等の技法を簡潔にまとめています。自分のタイプを見つけてください。
構図の書籍と言えばセザンヌの静物画に意味不明の三角形が散らばっているものがほとんどですが、現在日本で活躍中の知られた作家の作品をもって説明してます。
上の構図の本に登場する作家たちの作品を色彩解説してます。いろいろなジャンルの絵が載ってます。
2002/2月
ご存じ多才多芸の池田満寿夫。東京都美術館のカタログです。それぞれの作品のサイズは小さいですが、たくさん載ってますよ。個人的にいえば、マチスやピカソを意識したものより、僕が学生だった頃の「みずゑ」の表紙を飾っていたエッチなフロッタージュの作品が妙に懐かしい。
2001年の暮れに松濤美術館で開かれていた「瀧口修造展」のカタログです。今でこそ、真新しいことはないけれど、アンフォルメル流行まっただ中の60年代から70年代、60過ぎた瀧口じいさんは実験的にいろんなことをやりました。水彩的なるものに興味をお持ちの方ぜひ一覧を。
2002/1月
リアルに描きたい方は必見。静物画だけではなく、人物を含めたスナップも掲載してます。いかにも西洋的な肉屋の風景はじつに気持ち悪い。
色彩豊かな光と陰、印象派の代表格モネ。ニューヨーク近代美術館で初めてみたバカでかい蓮の池の作品は、絵の具の厚さがゆうに1・を越え、印象派の軽いイメージを物の見事にうち砕いてくれました。風景画を中心に代表作が載っています。
ドイツ・ミュンヘンにあるカンデンスキー美術館の壁は真っ赤でした。それほど派手でもない絵がまったく壁に負けていなくて、それはそれはマッチしていたのです。壁は白を基調とすると思いこんでいた僕は、絵よりも感動したのです。
象徴的に描くと、だいたいがうさんくさくなる。巷にあふれる新興宗教が最たる物だろう。誰もが描くときに何らかのメッセージを込めたくなるもの、美術として存在するに値するは何かを見てほしい。
古今東西、どの世でもあったエロチックアート。ピカソだって、考える人のロダンだって、ほとんどすべての作家が手がけています。僕も?もちろん・・・。ところでクリストもエロチックアートとは知らなんだ。そうか、下着→ラッピング。なるほどね。
2001/12月
70年代の現代美術の騎手。カリフォルニアの渇いた風を感じるスマートな作品。抽象といっても彼の初期作品にある風景画を見くらべれば、なるほどルーツが見える。抽象といってもほとんどが具体的なイメージをもとにしているもの。肩肘張らずに感じれば、抽象画も怖くない。
2001/9月
日本ではマリーニがまだ知れ渡っていなかった頃、ヨーロッパ帰りの日本人画家がまねて、有名になったものでした。彫刻家でもあるのですが、僕は断然絵の方が好き。前回の渡欧会員に頼んだときは、よく言い聞かせたにも関わらず、彫刻集を買ってきました。今回は青柳さんが、この厚い画集をしかっり買ってきてくれて、感謝感謝。(80,000リラ)安い!
マイヨールって?ブルーデル/マイヨールの彫刻家?エッ?同じ人?違う人?僕は途方に暮れたのです。そう、マイヨールは絵も描いていたらしい。その絵は、後半は作家が造る彫刻と共通点があり、納得。若い頃は、同時代の印象派画家等の絵に似ていて、彼も大変だったんだと・・・。興味深い。ちなみに、この本は木曜クラスのカイクラさんがフランスみやげで寄贈してくださいました。
2001/8月
1996年にBnkamuraザ・ミュージアムで開催されたカタログで、ブーダン(僕は初めて聞いた)は風景画家らしい。そして、オンフルールというセーヌ川の河口の町に多くの風景画を中心に制作する画家が集まったそうな。本書は空の描写が多いので、おおいに参考にされたし。
2001/7月
ナイーブアートの本流。75歳過ぎてから描き始めた"ふつうのおばさん"。基礎がなってないとか、つじつまが合わない、と言っても始まらない。観る側のこころの幅を問われるのかも。よく解らないと抽象画でも観るように眉間のしわをよせる方は、根本的な問題を持ち合わせているかもよ。
2001/5月
巨匠に教わると題されたこの水彩の技法書はなかなかいい。とても身近なのです。「ターナーに教わる-ロマン主義的風景」「ホーマーに教わる-自然主義的リアリズム」など、ホッパー・サージェント・デムス・モロー・セザンヌ・マッケ・ワイエス・デュフィ・・・それぞれの作風による技法を実際にまねて制作していきます。ということは、自分の好み興味のあるところだけをチェックすればOK。
2001/4月
TRISTAN TZARAのコレクション。印象派から近代まで、81点網羅してます。洋書。
「立ちのぼるモンパルナスの空気」と題されたモディリアーニの画集。昔々、なんでこんなに顔がゆがんでるのだろう?なんでこんなにニンジンみたいに顔が赤いのだろう?と疑問でした。それは、ぜんぶゆがんでいるからかまわない、周りも赤いから顔も赤くていい。見る対象が、とても部分的だった懐かしい思い出があります。
点描で表現する、印象派の代表的作家。日本にはその点々だけを輸入し、初期の洋画界を代表するサイテーな作家がいましたが、なんで点々なのか?色は混ぜるともとの色より暗くなります。スーラは太陽の下での色の鮮やかさを表したく、点描方法を用いました。動機付けがはっきりしていることが大切なのです。白黒のデッサンが感動的に同じく光を感じさせるのは、その証明でしょう。
クリムトと言えば、頭を90度折り曲げた装飾的な絵が思い浮かびますが、なんと風景画も描いているのです。その風景画ばかりを集めた画集です。残念なのは、部分拡大が多くて全体の構図がわからない。しかし、その色の美しさ、密度の高さは勉強になります。
2001/3月
巨匠レンブラントの版画集。1993年町田市立国際版画美術館で行われた展覧会のカタログで、「解明へのプロローグ」と題されています。まったく、線を重ね合わせて陰影をつけていくハッチングの技法は、一に根気、二に根気。ただただ感心。
2001/2月
昨年、東京で展覧会がありました。ごらんになった方もいるかと思います。身近な生活を作家自身のアングルで捉え、光と陰を意識した作品を制作しております。
ポップとかモダンというのは、現代美術のジャンルに入るのだろうが、その現代というのも一刻瞬時のことで、もう過去の「なんだかふるくさいなぁ〜」というものですが、しかし!僕はアメリカの60年代の全盛期にまだまだココロ躍るのです。どうぞ、ダイジェスト版ご覧ください。
学生の時代、人体裸婦制作中、エゴン・シーレの展覧会があって、教室中シーレだらけの絵になったことがありました。けっこうショックなんだよね、初めてみたとき。そういわけで、我が人物クラスに何か影響があればいいのですが・・・
「エゴン・シーレ、待望の画文集!!」
痙攣する美・愛・エロス・生・死
世紀末の懸崖に屹立するシーレの世界
以上帯に書いてありますが・・・ちょっとおおげさじゃなぃ?(日本語版)
「疾走する魂の軌跡」愛を、エロスを、美に結集した画家エゴン・シーレ。生涯の足跡と作品の軌跡を網羅した、待望のビジュアルブック!・・・と帯に書いております。(日本語版)
2001/2月
昨年の暮れに、安田火災東郷青児美術館で同館大賞受賞記念の回顧展が開かれました。そのカタログです。「透明なる永遠の詩」とタイトルされたこの展覧会は、初期の1955年に制作された自画像からはじまり、最近作まで60数点出品されました。回顧展という物は恐ろしい物で、その作家のピークがありありとわかります。好き嫌いはありますが、最近のは物足りないと思うのは僕だけでしょうか・・・


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